STYLE OF LIFE

世界にひとつだけの感性でつくる、
住む人にそっくりな住まい。

好きなテイスト、好きなスタイルをそばに置いて暮らす。それは自分にフィットする心地よい暮らしだ。ご夫婦もそんな暮らしを楽しむ人たち。
木の温かみとネイティブアメリカンテイストのインテリアが洗練された空気感を漂わせる住まい。一枚一枚風合いのある木を貼った壁や、学校の時計を彷彿とさせる時計、サボテンなどの観葉植物。この家に置かれるひとつ一つのものに、住む人の愛着が感じられる。

夫妻と0歳の息子の三人暮らし。彼らが家の中で多くの時間を過ごすのがリビングだ。アンティークな風合いのソファやテーブルはショップを回って少しずつ集めてきたもの。「仕事から帰って来てここで妻と1日あった事やたわいのないことを話す。好きなものだけに囲まれて過ごす、幸せな時間ですね」

奥様のお気に入りは対面型のキッチン。ホワイトと木目を基調にしたシンプルでナチュラルなインテリアは、使い勝手の良さもきちんと同居。収納棚の引き出しには、友人からプレゼントされたものやハワイで買って来た器一つ一つが宝箱のように収められている。

「育児の息抜きは料理です」と話す奥様。「平日は二人でゆっくり食事ができないけれど、休みの日は手間のかけたものを作って食べるようにしています。洋風、和風などテーマを決めて器やカトラリーをアレンジするのがとても楽しいです」。
センスが光るコーディネートは、インスタにアップして楽しむ。ご飯を作って食べる、そんな小さな積み重ねが、この家に流れる「丁寧なくらしの時間」をつくる。

「子どもが生まれてから、クリスマスや節分などの季節のイベントを大切にしたいと思うようになりました。ケーキを焼いたりちょっぴり特別な料理を作ってお祝いしたいですね。息子も喜んでくれたら嬉しいな」

服や雑貨が好きで古着屋を巡るのが趣味というご夫妻。寝室の横のたっぷりとしたウォークインクローゼットには、ショップを思わせる整然さでお気に入りの服が並んでいる。「ファッションも、インテリアもシンプルだけどどこかこだわりが光るものに惹かれます。そして世界にひとつだけというオリジナルが好き」。アクセサリーケースにしまわれたインディアンアクセサリーは、なんとご主人自身がデザインして職人に作ってもらったもの。

「服やアクセサリーと同じように、本当に好きなテイストだけを集めて二人らしい作品に仕上げたのがこの家だと思う。遊びに来た友人には、『自分にそっくりだな』と言われます(笑)」。

住む人の好きと、生きていく上で大切にしたいことを集めてつくった家は、きっとどこまでも居心地よく、そしてあたたかい。