先日、ラック株式会社さんの現場視察会に参加しました!
スケールの大きな仕事に驚きと感動でいっぱいの視察会でした。
今回の視察会の様子をお伝えします!山の美しい景色にも注目!
ラック株式会社とは?
ラック株式会社とは、富山県内から中部・関西地方にかけて、管更生(かんこうせい)事業を行っている会社です。管更生というのは、「地下に埋まる管を道路を掘らずに直す技術」です。そんなことできるの?と驚く方も多いと思います。詳しい解説は後ほどご紹介していきます!
さて、なぜそんなラック株式会社さんから視察会のお誘いがあったのか?それは、米田木材のオフィスで、ともに働く仲間だからです!
ご来社されたことのある方はご存じかもしれませんが、米田木材とラックは同じ建物内でお仕事をしています。毎日顔を合わせるので、社員同士もとっても仲良しなんですよ♪
しかし、実際にどんなお仕事をしているのかまでは、なかなか見せ合う機会はありませんでした。そこでこの度、ぜひ現場を見に来てください!とお声がかかり、視察会に参加させていただきました!
管更生ってどんなこと?
先ほども出てきたキーワード「管更生」。一体どんなこと?掘り起こさずにどうやって地下に埋まった管を直すの?と疑問に思う方がほとんどではないでしょうか?
実際に現場で撮影した写真と共に、ぜひ管更生のお仕事に触れてみてくださいね。
現場は砺波の山の中でした。紅葉が綺麗だ~と内心はしゃぎつつも、ヘルメットをかぶって、長靴を履いて・・・いざ、視察会です!
ツアーガイドさんのように旗を振りながら「こっちですよ~」と社員さんに案内された先には、足場が組まれた大きな穴があって・・・
「すごい!」「こんなに大きいの?!」と米田木材社員からは驚きの声があがります。大人の男性もスッポリ入る大きさの管、これが今回管更生をしていく管です。
どんなに立派な管でも、古くなった管は亀裂や腐食・侵入水などによって劣化し、不具合が発生してしまうそうです。それらを管更生技術で、傷んでしまった管の中に新しい管をつくり、下水管を補強・リニューアルするのがラックさんの主なお仕事の内容です。
こちら側は管の始まりの場所だそうで、では、この先はどこにつながっているかというと・・・
奥の林の中に、赤い柵のようなものがあるのがわかりますか?写真でみると近くに感じますが、実際は道路を渡って斜面を登った先です。「道路を渡る」ということは、掘って作業するなら道路を通行止めにして作業をすることになるので、長期間この道路は使えなくなってしまいます。そこで活躍するのが管更生工法の「スルーリング工法」です。
では、どのように古い管の中に新しい管をつくるのでしょうか?まず、新しい管の材料はフェルト生地のような柔らかい素材でできた1本の筒のような状態で現場に届きます。それをまずは管の中に送り込んでいく作業をします。そこから、そのフェルト生地のような柔らかい素材をカチコチに硬化させる作業を行うことで、既設管の中に新しい管ができた状態になるそうです。
この工法についてもう少し具体的に知りたい方は、ラック株式会社のホームページまたはスルーリング工法協会のホームページをご覧ください。詳しい内容が図でわかりやすく解説されています。
今回の記事では、わかりやすさを重視して解説しましたが、数々の検査・検証を行って、完成を迎えるそうです。今回は人が入れる大きさの管なので、硬化が終わった新しい管の中に入って確認や調整を行っている社員さんの姿も見ることができました。人が入れないサイズのときは小型のカメラや旋削機を使用して作業を行うそうです。
本当にスケールの大きい仕事を見せていただき、米田木材の社員たちは終始圧倒されっぱなしでした。
「下水管というライフラインは世の中にとって無くてはならない資産である」「下水管の健康は暮らしの安心」と、ラックの米田恵樹社長は語ります。実際の現場を見せていただいたことで、改めて暮らしの安全・安心を守ってくださっている皆様への感謝の思いが深まりました。ぜひこれからもたくさんの方々、そして地域の、安全・安心を守り続けていただきたいと思います。
現場からは気持ちの良い青空に、赤や黄色や緑が鮮やかで美しい景色も楽しむことができました。
今回、ラックさんの現場を見学させていただいたので、次は米田木材がラックさんをお招きしたいと計画中です!
ぜひその様子もイベントレポートでお伝えしたいと思いますので、楽しみにお待ちください♪