【社長対談】AI時代だからこそ大切にしたい、「後悔しない」という価値 ―― スペック競争の先で、米田木材が向き合っていること
断熱性や耐震性、デザイン。 住宅の「機能」はどんどん進化し、AIによって最適解が導き出せる時代になりました。性能の高い家が当たり前になった今、 私たち住宅会社に求められているのは、 「どの家が正解か」ではなく、「お客様の選択を、どう正解にしていくか」 なのではないかと感じています。
今回は、米田木材が家づくりにおいて大切にしている 「情緒的価値」について、社長に話を聞きました。

家づくりにおける「後悔」は、スペック不足から生まれるとは限らない
インタビュアー: 本日は、米田木材が大切にしている「情緒的価値」についてお伺いします。 冒頭で「機能はAIで最適解が出せる時代になった」というお話がありました。これだけ性能が進化している現代でも、やはり家づくりにおいて「後悔」してしまうことはあるのでしょうか?
社長: 残念ながら、ありますね。 ただ、家づくりで後悔が生まれる原因は、必ずしも「性能が足りなかった」「数値が悪かった」という機能的価値の不足ということではありません。
むしろ多いのは、
・本当は迷っていたのに、十分に言葉にできなかった
・「これでいいのかな」という気持ちを、置き去りにしたまま進んでしまった
そうした気持ちの整理がつかないまま下した決断が、何年か経ってから「引っかかり」として、情緒的な価値の不足として残ってしまうケースです。
性能が良いのはもちろん大事ですが、それ以上に「ちゃんと納得して決められたか」という気持ちの部分に、後悔の原因があるんですね。
だから私たちは、後悔をなくすために“完璧な正解”を提示するのではなく、お客様ご自身が「この選択で良かった」と思える家づくりにおけるプロセスを何より大切にしています。
米田木材が大切にしているのは「決断を正解にしていく関わり」
お客様自身が納得できるプロセスというのは、具体的にどのような関わり方を指すのでしょうか。
家づくりは、一度決めたら簡単にやり直せるものではありません。だからこそ、迷いや不安があるのは当たり前だと思っています。
私たちの役割は、「こちらが考えた正解をお客様に当てはめること」ではなく、お客様が納得して前に進めるよう、一緒に考え続けることです。
プロの意見を押し付けるのではなく、伴走するイメージですね。
そうです。実際にご契約いただいたお客様からは、 「性能の説明以上に、気持ちを整理する時間を大切にしてくれた」 「急がされずに、自分たちのペースで決められた」 そんな言葉をいただくことが多くあります。
その積み重ねが、完成後に「あのとき、この選択をして良かった」「米田木材に任せてよかった」という実感につながっていく。それこそが、私たちが考える情緒的価値です。
機能は前提。その先にある“安心感”を届けたい
情緒的価値を重視するということは、逆に言えば、機能面はそこまで重要ではないということでしょうか?
いいえ、それは違います。断熱性や耐震性といった機能は、安心して暮らすための当たり前となる前提条件です。私たちはその基準を、当然のものとして満たします。
そのうえで大切にしているのが、「この人たちと進めていけるなら大丈夫だ」という安心感なんです。 家づくりの時間そのものが、良い記憶として残ることを目指しています。
数字を追った過去があるから、今の「想い」がある
それにしても、効率よりも「人の心」や「プロセス」をこれほど重視される背景には、何かきっかけがあったのでしょうか。
実は私自身、過去にハウスメーカーに勤めていた時期があるんです。 当時はとにかく「会社の数字」を達成するために、必死で営業をしていました。もちろんそれも企業としては大切なことですが、どこかで「これは本当にお客様の幸せのためなのだろうか」という葛藤も抱えていたんです。
数字を追うことと、お客様の本当の幸せとの間に、ギャップを感じていたのでしょうか。
そうですね。だからこそ今、自分たちの会社では「本当に大切なものを、ちゃんと大切にしたい」という想いが強いんです。
お客様に心から喜んでもらいたい。そして、そのお客様の笑顔を通じて、社員にも「自分たちは良い仕事をしているんだ」というやりがいや、誇りを持ってもらいたい。 そうやって目の前のお客様を幸せにすることが、やがて地域に広がり、社会全体が明るくなっていく。そんなビジョンを持って仕事をしていきたいと思っているんです。
お客様のためだと思っていたことが、結果的に自分たちの誇りや、地域の活力にもなるんですね。
私たちが起点となって、お客様も、社員も、地域も、誰もが輝けるような会社にしていきたい。 それが、私が「情緒的価値」を追求し続ける、一番の理由かもしれません。
家をつくるのではなく、暮らしと思い出をつくる
社長の原体験が、今の米田木材の家づくりの根幹にあるのですね。
私たちの仕事は、単に家という「箱」をつくることではありません。お客様の幸せな暮らしを創る仕事です。 その家で、どんな暮らしを重ね、何を愉しみ、何に笑顔するのか、どんな時間が積み上がっていくのかを一緒に考えることだと思っています。
お客様が家に帰った時に「やっぱりここだな」「落ち着くな」と感じられること。 家族がいて、いつもと変わらない笑顔があって…。 「この当たり前の日常が幸せだな」と感じてもらうことに、私たちは価値を感じています。私たちは、そうした「特別ではない幸せな暮らし」を大切にしていきたいんです。
何気ない日常の中にこそ、本当の価値があるということですね。
そうです。だからこそ、整理収納や暮らし方、地域との関わりなど、「建てたあと」のことも大切にしています。 家づくりを振り返ったときに、単に「性能やデザインが良かった」だけでなく、「あの家づくりのプロセス全てが、良い時間だった」と思っていただけること。 それが、米田木材が目指す家づくりです。
【編集後記】
「家を建てるのって、ワクワクする反面、すごく勇気がいることだと思います。『何が正解なんだろうか?』 『失敗したらどうしよう・・・後悔したくない』と、肩に力が入ってしまうかもしれません。
ただ、今回私は自分の家づくりを通して「不安になっても良い 、正解が分からなくても良い、なぜなら米田木材が一緒に悩み、考えてくれるから」ということに気付くことが出来ました。正解を探すのではなく、 「悩んだ時間さえも、いい思い出だったね」と笑い合えるような家づくりが出来たらいいですよね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。社長対談シリーズは、定期的に投稿する予定ですので、次回もお楽しみに♪
◆米田木材で家づくりをされたお客様の、リアルな「本音」と「暮らし」のお話です。 家づくりのヒントとして、ぜひあわせてご覧ください。
▼住んでから3年、オーナー様が本音で語る 米田木材の家づくり
◆REAL VOICE 米田木材に決めた理由は?家づくりはどうだった?実際に住まわれての感想を、実際にオーナー様にインタビューさせていただきリアルな声を動画にしました。
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YG TIMES編集員
柏木 彩夏
2019年に中途採用で入社し、現在は入社7年目。所属は事務部だが、部署を超えて色々な業務にチャレンジしている。YG TIMESの編集やインナーブランディングに携わる。昨年育休を終えて職場復帰。職場での学びを育児にも活用し、豊かな暮らしを実践中!